「英語教育って、何歳から始めるのが最適なんだろう?」
こんな疑問、湧き上がってきませんか?
結論、「英語教育はいつから始めてもOK!!」です。
ただし、英語教育成功のカギは「本人のやる気」の有無につきます。
今回の記事では、私の体験談を踏まえ、子どもの英語教育のタイミングを考えているあなたに、
◆英語学習を開始する時期がいつからでも良い理由
◆「本人のやる気」を育てるために必要な「英語環境」の提供と「動機付け」の方法
についてお伝えします。
目次
英語学習に臨界期はない!
「乳幼児から英語を聞かせないと、音の聞き分けができない」「英語脳を鍛えるのは5-6歳」「10歳までに英語を学ばせないと身につかない」など、英語学習の適齢期について話題に上がることってありますよね。
これらは「言語習得の臨界期仮説」といわれています。
臨界期仮説とは、言語習得には最適な時期があって、それを過ぎると習得が難しくなるというものです。
英語だと、幼少期には学習スタートしたほうが良いと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分の体験談からしても、この点について私は懐疑的でした。
データで示すのに何か良い本は無いかな?と探して見つけたのが『「達人」の英語学習法』という本です。
読了したとき、以下のツイートをしています。
竹内理氏『「達人」の英語学習法』読了。
第二言語習得に関する論文などの科学データや、語学学習の達人へのインタビューから導き出された、効果的な外国語学習法が書かれた本。
私が以前ブログで書いた内容、いい線行っていて良かった(笑)https://t.co/2HDyjrt6eu#一時帰国中の読書 3
— ねね@子どもと台湾🇹🇼 (@nenemama2017) 2018年7月26日
言語習得については多くの研究がなされていますが、本書では、「あくまで仮説の域を出ない。例外はいくらでもある。」と書かれています。
- 臨界期は仮説にしかすぎません。
- (中略)
- 思春期をすぎると、成功する人、しない人の個人差が出てきます
- しかし、思春期をすぎたからといって、絶望する必要はありません
※出典:竹内理『「達人」の英語学習法』p.26
- 英語学習そのものを楽しみましょう
- 英語学習の目的をはっきりと設定しましょう
- (中略)
- 英語との接触時間を増やしましょう
- 英語を実際に使用する機会を増やしましょう
※出典:竹内理『「達人」の英語学習法」p.77
主に大人の英語学習者向けの本になっていますが、学習法は子どもにも応用できる内容になっていますので、興味のある方は読んでみてくださいね。
「よし、やる気があれば、何歳からでも英語は習得できるんだ!」と励まされること間違いありません♪
体験談:中学で初めて英語を学び始めた私。発音も20歳を超えてから上達!
現在ではどちらかというと英語が話せる部類に入る私ですが、遅咲きです。
プロフィール記事にも書いた通り、英語に出会ったのは小学2年の時。
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”わくわくえいご”が目指すこと&運営者プロフィール
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しかし、本格的に英語を学び始めたのは中学1年から。学校の授業のみです。
中学・高校の合計6年間、授業は真面目に受けたほうだと思います。
しかし、発音はなかなか上達しませんでした。
下手な発音で話すのが「恥ずかしい」と思っていたので、一向に成長しません。
しかし、大学卒業直前、1か月間カナダに語学留学。
この時のクラス担任が、あり得ないくらい発音に厳しい先生で、毎日スパルタ教育!!
そのおかげもあり、23歳にして初めて、「きれいな英語話すね」とネイティブに言ってもらえるように。
23歳ですよ。想像より遅いと思いませんか?
今でも完璧な発音はできませんが、それでもある程度は発音に自信がついたことで、英語での発話には抵抗が無くなりました。
要するに、英語の発音に関していえば、何歳からでも上達できるっていうことなんです。
そして、英文法自体も、むしろ大きくなってから学んだほうが覚えるのが早いっていうこともあります。
私の友人は25歳から英語学習を開始しました。
会社で「英語の即戦力を育てる」というプロジェクトが立ち上がり、自分で応募したそうです。
私が彼女に出会ったのは、たしか彼女が35歳くらいの時ですが、まさかそんなに遅咲きだとは気づきませんでした。
発音も、語彙力も、私以上にネイティブ並みです!
また、大手英会話教室で講師をしている友人からも、「小学生になってから自分の意志で英語を学びに来た子の伸び率はすごい」という話も聞いています。
その子が言うには、小学生のほうが幼児よりも意思疎通が容易なことから、先生の言っていることを理解するのが早いそうです。
たとえば、英語教授法のひとつフォニックスを取ってみても、小学生以上であれば1か月でマスターも可能とのこと。
そして、私のTOEICスコア930というのは、2人目を出産して育休中に取得しました!!
それまでずっと800点台付近をうろうろしていましたが、復帰後に行きたい部署があったため、一念発起して勉強した結果、想定以上の高得点をゲット♪
これらの体験談に共通しているのは、「本人のやる気があるかどうか」です。
英語学習開始に、遅いも早いもありません。「やりたい」と思った時が始め時なんです。
親が子どものためにできることは「英語学習の動機付けと環境の準備」
私の体験談からもわかる通り、英語教育はいつから始めても大丈夫!
大切なのは「本人のやる気」のみです。
もし、あなたが自分の子どもに英語が話せるようになってほしいと願うのなら、できることはただひとつ。
「英語学びたい!」と子どもに自ら思わせることです♪
では、どうやってやる気を出すのか?
「動機付け」と「環境の準備」が大切です。
ポイント1:英語学習への動機づけを行う
まずは、「英語を学習することで人生にどういう影響があるのか」から説明してみましょう。
- 英語って何?
- どうして英語を勉強する必要があるの?
- 英語を学んだらどうなるの?
上記について、一気に話しても子どもの頭の中は「???」で溢れてしまいますので、タイミングを見ながらいつでも説明できるようにしておくと良いでしょう。
私の場合、まさに上記のことを祖父に教えられたんです。その時の印象が今でも強烈に残っているので、最強の動機づけだったなと思います。
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ポイント2:家庭の中で英語環境を用意する
もうひとつ忘れてはいけないのが、家の中での英語環境の確保です。
両親が日本人の場合、家族も当然日本語で話すでしょう。
英語に少しでも興味を持ってもらいたいと思うのであれば、英語が耳に入る状況を作るのが最適です。
幼少期であれば、音のなるおもちゃを使ったり、パパやママが音読してあげると良いでしょう。
できれば子どもが自分の好きなタイミングで触れる場所に置いておくのがおすすめです。
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テレビを見るようになれば、英語のアニメを見せるのも良いですね。
できれば、同じものを繰り返し見せ、セリフを覚えるくらいにするのが効果的です。
そして、英語の発音をうまく音真似できたときには、おもいっきり褒めてあげてください!!
そうすることで英語を話すことにプラスのイメージを持つことができ、少しずつ発話の機会も増えていくことでしょう。
ちなみに、パパやママが英語が苦手でも、問題ありませんよ!
以下にその理由をご紹介しています。
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ポイント3:海外を感じられる場所に出かける
日本に居ながらでも、海外を感じられる方法はいくらでもあります。
「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、
「日本語と違ういろいろな言葉がある!」
「日本とは違ういろいろな食べ物がある!」
というのを子ども自身が体験することは、親が話して伝えるのよりもインパクト大です。
地域でこういった体験ができる場所がないか、ぜひ検索してみてください。
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まとめ:英語教育は何歳からでもOK。「本人のやる気」を育てる環境を用意しよう!
英語教育における臨界期仮説は、あくまで仮説。
本人のやる気さえあれば、いつからでも英語は習得できるといえます。
そのやる気を育むために、親として、英語学習への動機づけと英語環境の準備は今からしっかり行っておきたいですね。
そして、少しでも上手に音真似できたら、思いっきり褒めること!
親が焦って子どもに無理強いすることなく、お子さんの「英語学びたい!」のタイミングをじっくりと待ちましょう♪
以上、ねね(@nene_english)が 「子どもの英語教育はいつからでもOK!「本人のやる気」を育みやすい環境を準備しよう」 の記事をお送りしました!
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