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TOEIC

TOEICの勉強法まとめ|初心者が知っておきたい英語のレベル感

TOEICまとめ

就職活動や会社での昇進などを目指して、特定のTOEICスコアを目指して勉強している人は多いことでしょう。

私自身も、会社で希望の部署に異動することを目指して、TOEIC930を取得した経緯があります。

TOEIC930取得

今回の記事では、TOEICスコア930を取得した筆者の今までの経験を踏まえて、

  • TOEIC初心者が最初に押さえておきたいレベル感
  • それぞれのレベルに応じたおすすめの学習方法

についてお伝えします。

 

TOEICは4技能すべての英語コミュニケーション能力を測る世界共通のテスト

TOEICとは、国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)のことで、英語コミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の基準です。

日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。

※出典:TOEICホームページ

日本では、大学入試、留学、就職活動、会社での昇進・昇格などの場で英語力を測るテストとして活用される機会が多いです。

 

テストの種類としては、「Listening & Reading Test」と「Speaking & Writing Test」に大きく分けられます。

TOEIC® Listening & Reading Test TOEIC® Speaking & Writing Tests
特長 英語によるコミュニケーション能力を幅広く測るテスト 効果的に英語でコミュニケーションするために必要な、話す・書く能力を直接測るテスト
内容 リスニング約45分間とリーディング75分間のテスト スピーキング約20分間とライティング約60分間のテスト
テスト形式 マークシート方式 パソコンとヘッドセットを使用
テスト結果 10~990点
5点刻みのスコアで評価
各テスト0~200点
10点刻みのスコアで評価
実施回数 年10回 年24回、日曜の午前・午後に1回ずつ
実施場所 全国約80都市の会場 全国約40か所
受験料 6,490円(税込) 10,450円(税込)

※出典:TOEIC公式ホームページ

 

今回の記事では、受験者の多いTOEIC(Listening & Reading Test)について解説します。

※以下、便宜上、TOEIC(Listening & Reading Test)のことをTOEICと記載します。

 

TOEICの問題の構成

TOEICの問題は、リスニングパートとリーディングパートに大きく分かれています。

 

リスニングパートの構成

時間は約45分、100問出題されます。

絵や写真を見たり、会話、ナレーションを聞いたりして、設問に回答します。

パート 項目 設問数 内容
Part 1 写真描写 6問 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
Part 2 応用問題 25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
Part 3 会話問題 39問 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。
Part 4 説明文問題 30問 アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。

※出典:TOEIC公式ホームページ

リーディングパートの構成

75分間で約100問出題されます。問題文を読んで設問に回答します。

パート 項目 設問数 内容
Part 5 短文穴埋め問題 30問 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part 6 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
Part 7 1つの文書/複数の文書 29問/25問 いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。

※出典:TOEIC公式ホームページ

 

TOEICスコアの目安

TOEICスコアは、リスニングパート495点、リーディングパート495点、合計990点満点で算出されます。

公式サイトでは、大きく5つのレベルに分けられています。

それぞれ評価のガイドラインが記載されていますので、あなたが目指しているスコアレベルの部分を参考にしてみてください。

TOEICレベル感

※出典:TOEIC公式ホームページ

 

なお、個人的な印象とはなりますが、私の過去の受験経験から感じる英語レベルイメージは以下の通りです。

TOEICスコア ねねの過去の経験から感じる英語レベルイメージ
~470 中学卒業レベルの英文法、英単語を身に付けている。
470~600 高校卒業レベルの英文法、英単語を身に付けている。
600~700 海外で生活できる。就職活動で記載できる。
700~800 ネイティブとの日常会話を楽しめる。就職活動で記載できる。
800~900 仕事でも英語を使える。就職活動でプラス評価につながる。
900~ 英語ニュースや映画も大体理解できる。就職活動でプラス評価につながる。

 

TOEIC受験者のスコア分布

TOEIC公式HPに公開されている過去の受験者のスコア分布の中から、第247回(2020年1月)受験者数111,093人のスコア分布をグラフ化しました。

TOEICスコア分布

※参照:TOEIC公式ホームページ第247回(2020年1月)のデータより

 

分布傾向としては、中学~高校卒業程度の英語力を表すTOEICスコア450~650点前後がボリュームゾーンになっているようです。

それ以上のスコアを目指す場合は、やはりある程度の学習時間を確保していく必要があるなと感じます。

 

目標のTOEICスコアを取るために必要な勉強法

以下では、自分が目標としているTOEICスコアを取るために必要な学習方法を順番に紹介します。

 

どのスコアも共通:まずは、目標設定をしっかりと&レベルチェック

英語学習でもっとも大切なことは「目標設定」です。

「いつまでに、どの程度の英語力を身に付け、その後どうなりたいのか?」

そこまでをしっかり描けていなければ、英語学習は長続きしません。

 

もし、まだ目標があやふやな場合は、ぜひ以下の記事をご参照の上、設定してみてくださいね。

参考記事
大人のやりなおし英語
【大人のやり直し英語の学習方法】英語を話せるようになりたいパパママへ

続きを見る

 

また、まずは一度TOEICの模擬テストを受けてみることをおすすめめします。

公式ホームページにある無料のサンプル問題を活用できますので、まずはさらっと眺めてみましょう。

「わかる、少しはわかる、全然わからない」の3段階くらいで感触を確かめてみてください。

 

TOEICスコア470点を目指す場合:中学卒業レベルの英語学習を徹底する(英検3級レベル)

先ほどのレベルチェックで「全然わからない、少しはわかる」の場合、まず目指すレベルはTOEIC470でしょう。

大体、中学卒業レベル(英検3級)程度を想定しています。

もし、まだ一度もTOEICを受けたことがなく、自分の英語力にも自信がない場合は、英語の基礎をしっかり学ぶためにも、中学の英文法・単語の復習から始めましょう。

 

中学英語の復習から始める場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事
TOEIC500突破するための英語学習法
TOEIC400~500突破を目指す英語学習法

続きを見る

 

TOEICスコア600点を目指す場合:高校卒業レベルの英語学習を徹底する(英検2級レベル)

600点を超えられるかどうかの1つの目安は、「英検2級レベルの英語力があるか」です。

これは、高校卒業レベルの英語力を意味しています。

 

高校英語となると難易度も高くなってくるので、時間をかけてじっくり学びたい部分です。

以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事
TOEIC600点突破の学習方法
TOEIC600突破を目指す英語学習法

続きを見る

 

TOEICスコア700~800点を目指す場合:英語を英語で理解する力をつける

TOEIC600点を突破したら、次のステージはTOEIC700~800点です。

ここを突破するには、「日本語を介さず、英語を英語で理解する力」が必要になってきます。

 

そのためには、リスニングを徹底的に鍛え、リスニングで495点満点近くを目指しましょう。

リスニング強化の方法は、以下の記事で紹介しています。

TOEIC700-800突破の学習法
TOEIC700~800突破を目指す英語学習法

続きを見る

 

TOEICスコア900点以上を目指す場合:とにかく英語に時間を費やす

正直、ここまでくると英語オタクの域に達します。

就職活動などでも800点を超えれば十分アピールできる材料になるので、900点を超える必要があるのは、よっぽど強い意志がある人しか目指さないのかな、と思います。

(私も、自分の希望する部署に異動するためにTOEIC900突破を目指しました。)

 

900点を超えたいなら、目標スコア700~800点で紹介した内容はもちろん、とにかく英語にコミットする時間を圧倒的に増やすしかありません。

以下の記事では、TOEIC900点突破に必要な勉強方法について紹介しています。

参考記事
TOEIC900突破のための学習法
TOEIC900突破を目指す英語学習法

続きを見る

 

語学力向上に近道はない!目標達成のために、一歩一歩進んでいこう

今後のねね塾について

英語学習者なら誰もが気付いていることと思いますが、残念ながら語学習得に近道はありません。

もちろん、効率的に身に付ける方法はあったとしても、努力しなければ身に付かないのは明らかです。

 

今回あなたが目標としているTOEICスコアを突破するには、必ず努力が必要です。

そこだけは忘れないでください。

 

そして、TOEIC学習は1人でもできるものなのですが、かなり孤独です。

1人でも目標設定がしっかりできていれば頑張れるとは思うのですが、いかんせん人間は弱いもの。。。

1人で学ぶより、同じくTOEICを受験する人たちと切磋琢磨できる環境を持つことはかなりおすすめです。

参考記事
英語の勉強が続かない理由は3つ!今のあなたに一番必要なのは仲間かも?

続きを見る

 

TOEICの点数は数字でしかありません。

しかし、その先には、今回TOEICに挑戦してみようと思った”英語学習の真の目的(ゴール)”があるはずです。

その目的を達成するための1つの目標として、「TOEICスコア〇点」と設定している人が多いですよね。

ぜひ、その目標を達成するために、1日少しずつでも前に進んでいきましょう!!

 

以上、ねね(@nene_english)が 「TOEICの勉強法まとめ|初心者が知っておきたい英語のレベル感」 の記事をお送りしました!

 

ねね
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