一般的に「履歴書に書ける」といわれているTOEIC600点台。
「高校卒業レベル(英検2級程度)」の英語力が必要となります。
今回の記事では、TOEICスコア930を取得した筆者が、今までの経験を踏まえて、
- TOEIC600点を突破するために必要なポイント
- TOEIC600点を突破するためのおすすめの英語勉強法
についてお伝えします。
目次
TOEIC600点突破には「高校卒業レベル(英検2級)」程度の英語力が必要
TOEIC受験者の多くが目指しているのが「TOEIC600点」突破。
就職活動の時に「履歴書に書けるレベル」といわれているのが、TOEIC600点台からです。
※日系グローバルメーカーや外資系を狙うのであれば、正直TOEIC800点を超えてないとプラス評価にはならないかもしれません。。。
TOEIC600点超えを目指すためには、「高校卒業レベル(英検2級程度)」の英語力が必要です。
中学英語の基礎は身に付いている前提で、高校英語もマスターしていく必要があります。
そう考えると、なかなかハードルは高いですよね。
もし中学英語に不安がある場合は、以下の記事を参照の上、学習をしてみてください。
-
TOEIC400~500突破を目指す英語学習法
続きを見る
以下の順番で、TOEIC600点突破のための学習方法をお伝えしていきます。
- 高校英語の文法を理解する
- TOEIC問題集で自分の得意・不得意を把握して、得意を伸ばす
- 単語力を強化する
- (必要に応じて)オンライン英会話スクールを活用する
ステップ1:高校英語の文法を理解する
高校英語は、基本的には中学英語への積み上げです。
ですので、基盤となる中学英語は必ずマスターしておきましょう。
- 中学英語で習った文法を深化させる
- 仮定法、分詞構文、話法などの新たな文法を学ぶ
- 長文読解、単語量が増える
高校英語は文法が複雑になり、そこで挫折してしまう人も多いので、時間をかけてしっかり学んだほうがいいと個人的には思います。
文法と長文読解は別テキストになっている場合が多いので、それぞれ1冊ずつやることで、理解できていないところを潰していくとよいでしょう。
高校英文法の学習におすすめのテキスト
高校英語に苦手意識が強い人には、なるべくわかりやすく解説されている本を選ぶとよいです。
以下の本はいずれも「わかりやすさ」を押しているテキストですので、実際に書店に行って見比べてみて、自分が一番取り組みやすそうなものを探してみてください。
また、以下は英文法の書籍として有名なものです。
少し難易度は高めかもしれませんが、1冊あると、今後TOEIC700点以上を目指す際に役立つので、紹介まで。
高校長文読解の学習におすすめのテキスト
TOEICにも出てくる長文読解は、高校英語で苦手意識を加速させるもののひとつかもしれません。。。
ただ、コツさえつかめば読み取り力も上がっていきますので、専門テキストで学習していきましょう。
苦手意識が強い人は、先ほど紹介したわかりやすさを売りにした英文法テキストの英文読解版から探してみてください。
これらのテキストである程度理解できるようになれば、次はTOEIC問題集へ移行してOKです。
参考書の使い方としては、以下の記事を参考にしてみてください。
-
英語の勉強方法はシンプル!初心者が押さえておくべきコツ3つ
続きを見る
ステップ2:TOEIC問題集で自分の得意・不得意を把握し、得意を伸ばそう
高校英語がある程度身に付いたら、次はTOEIC専用の問題集に取り掛かります。
TOEIC公式ホームページのサンプル問題で自分の得意・不得意の傾向を知る
まずは、TOEIC公式ホームページのサンプル問題を解きましょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは一旦全部に目を通します。
この時点で満点を目指す必要はありません。
実際に解いてみて、TOEICの7つのパートのうち、自分はどこが得意でどこが苦手なのか、傾向をつかむことが大切です。
そして、TOEIC600点突破を目指すのであれば、まずは得意を伸ばすことから始めてみるとよいでしょう。
苦手を解消していくのは、TOEIC700点以上からでもOKです。
リスニングパート、リーディングパートからそれぞれ1~2パートずつ、得意なパートを選んでみてください。
TOEIC全体を学べるテキストで自分の得意を中心に学ぶ
次に、TOEIC600点突破を謳っているテキストの中から、自分が勉強しやすいテキストを1冊用意します。
TOEICで自分の得意なパートを強化するためのテキストを選定する
自分が得意なパートについては、余裕があればそのパートに特化したテキストを活用しても良いですね。
ステップ3:英単語力を強化しよう
今までは、中学英語では1,200単語、高校英語では1,800単語程度、合計で3,000語程度学ぶといわれてきました。
2020年の教育改革でこの数は一気に増え、中学校では1,600~1,800語、高校では1,800~2,500語程度、合計で4,000~5,000語の習得を目指すように変わってきます。
そして、TOEIC600点はまさに約5,000語相当の単語量が必要となります。
かなり数は多いので、英単語帳やスマホアプリなどを使って、単語量を強化することが必須です。
以下記事にもおすすめの単語帳やスマホアプリを掲載していますので、ご参照ください。
-
TOEIC400~500突破を目指す英語学習法
続きを見る
必要に応じて:オンライン英会話スクールのTOEIC対策コースを活用しよう!
TOEIC600点を目指すうえで、「1人での学習が辛い」「文法学習などの疑問が解決できずにモヤモヤする」という場合は、オンライン英会話スクールなどを活用してTOEIC対策をするのもおすすめです。
その際、日本人バイリンガル講師によるTOEIC対策レッスンを受講できるオンライン英会話スクールを選ぶとよいでしょう。
自分が解いたテキストで分からない部分などを日本人バイリンガル講師に質問できれば、モヤモヤもその都度解消できますよね。
オリジナルレッスンを組んでもらえるスクールを選ぶのが近道だと思いますよ。
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【オンライン英会話】初心者なら日本人バイリンガル講師!おすすめ4社
続きを見る
TOEIC600点突破を目指して頑張ろう!
高校卒業程度の英語力、履歴書に書ける英語力の取得を目指して、TOEIC600点を目標に掲げる人は多いです。
TOEIC受験者の平均も、いつも600点前後のことが多いのはそのためかもしれません。
TOEIC600点をゲットするためにも、
- 高校英語の文法を理解する
- TOEIC問題集で自分の得意・不得意を把握して、得意を伸ばす
- 単語力を強化する
- (必要に応じて)オンライン英会話スクールのTIOEIC対策レッスンを活用する
を1つずつクリアしていきましょう。
正直、TOEIC600点突破は大きな山です。
文法学習なども一番時間がかかるかもしれません。
英語学習仲間をSNSなどで見つけるなどして、モチベーションを保ちながら学習していけるとよいですね。
以上、ねね(@nene_english)が 「TOEIC600突破を目指す英語学習法」 の記事をお送りしました!
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