「英語を話せるようになりたい」とはいうものの、そのレベル感は人それぞれ。
まずは、自分の現状の英語レベルを知ることから始めましょう。
そして、将来的には、ネイティブレベル、ビジネス英語レベル、日常会話レベルをどこを目指すのか?
目指すゴールによって、学習ステップも変わっていきます。
今回の記事では、
◆英語を話せるようになりたいけど、そもそも英語レベルが分からない
◆自分の現状の英語レベルを知って、英語学習を始めたい
というママのために、世界で活用されている英語力の指標と、自分の英語力を無料で調べるツールをお伝えします。
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目次
日本で有名な英語テストは英検とTOEIC(トーイック)
日本で英語力を測る指標としてよく用いられるものには、英検やTOEIC(トーイック)があります。
※その他、海外留学で必要なTOEFL、IELTSなどもありますが、今回は説明を割愛します。
英検
英検(正式名称:実用英語技能検定)は、「日本の実用英語の普及・向上」を目的として、1963年から開始されました。
児童向けの英検Jrが実施されていたり、学校での受験も可能であることから、認知度は非常に高いです。
2018年度の志願者数は385万人、今までの累計受験者数は1億1200万人を超え、日本で一番受験されている英語試験となっています。
※参照:英検HPより
TOEIC
TOEICとは、国際コミュニケーション英語能力テストの略称で、1979年から実施されています。
英語を母国語としない人たちの英語でのコミュニケーション能力を測るために開発されました。
2018年度の総受験者数は266万人で、英検に次いで受験者数が多いテストです。
TOEICは今までListening&Reading(聴く&読む)テスト(TOEIC L/R)が主流でしたが、Speaking&Writing(話す&書く)テスト(TOEIC S/W)が新設されて以来、そちらの受験者も右肩上がりで増えているようです。
※参照:TOEICホームページより
世界では、英語のレベルは”CEFR(セファール)”を基準に考える
世界で最も活用されている英語レベルを測る指標としては、CEFR(セファール)が有名です。
CEFRとは、「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)」の略称です。
CEFRは, 語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、分かりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表した。
CEFRは6段階に分かれています。
ざっくりと、A1-2が初級、B1-2が中級、C1-2が上級というイメージです。
世界中で行われている英語に関するテストでは、このCEFRのレベルとの対比表が用意されています。
日本で受験者数の多い英検、TOEICとCEFRを比較すると、以下のようになります。
CEFR | 英検 | TOEIC Listening | TOEIC Reading |
C2 | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
C1 | 1級 | 490~ | 455~ |
B2 | 準1級~1級 | 400~ | 385~ |
B1 | 2級~準1級 | 275~ | 275~ |
A2 | 準2級~2級 | 110~ | 115~ |
A1 | 3級~準2級 | 60~ | 60~ |
※参照:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」、TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表」
自分が目指すべき英語力を確認しよう
自分の英語学習の経験から、必要な英語力の目安を以下のように振り分けてみました。
あなたが目指す英語力と照らし合わせてみてください。
- 仕事で海外とやりとりをするなら、B2以上
- 外国人とちょっと込み入った会話をしたいなら、B1以上
- 外国人の友達とある程度会話を楽しみたいなら、A2以上
- 外国人観光客に道案内をしたりなど、簡単な英語を使ってコミュニケーションを取りたい、親子英語に取り組みたいなら、A1以上
当ブログのメイン読者である子育て中のパパやママで、親子で英語学習を楽しみたいと思っている方なら、CEFRのA1以上(英検3級以上)があるといいな!という感じです。
自分の英語力を測るためのおすすめ無料サイト
英語力を調べるのに使える無料サイトはたくさんありますが、私が使ってみて一番いいと思ったものを紹介します。
NHK出版の「英語力測定テスト」です。
実際に私も受けてみたのですが、判定結果はまさに私の英語力をドンピシャに言い当てられました!
このテストのよい点は、
- 基礎編(CEFRのA1~B1レベルまで)と応用編(CEFRのA2~C1レベルまで)に分かれている
- 文法・会話・リスニングのセクションに分かれている
- 解答後に答え合わせができる
という点です。
特に、答え合わせができるのは、復習にもなるので便利です。
個人情報を登録する必要もなく解答できるので、自分の英語力を試したい方はぜひ一度トライしてみてくださいね。
自分の実力が分かれば、英語学習の道筋を立てられる!
英語学習は、以下のステップから始まります。
- 英語学習の目的を定める(なぜ英語を学ぶのか?学んだ後にどうなりたいのか?)
- 目指す英語力を決める(どのレベルの英語力を身に付けたいのか?)
- 自分の現在の実力を知る
目指す英語力と自分の現在の実力が分かれば、そのギャップを埋めるための学習を進めれば良いだけです。
そこを考えずにやみくもに英語学習をしても、効率的ではないでしょう。
今回ご紹介したツールを使って、まずはご自身の英語力測定をしてみてくださいね!
以上、ねね(@nene_english)が 「無料の英語レベルチェックサイトで自分の実力を確認【英語学習はじめの一歩】」 の記事をお送りしました!
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